haruyokoikoiのブログ 第2章

自業自得のACOの日記です。基本毎日更新です。

1月17日のこと

ふと目が覚めて、時計を見ると6時前
二度寝しようと布団に潜り込んだ瞬間に
遠くから地鳴りが聞こえてきました。


ゴジラに家ごと掴まれて、振り回されるような衝撃で
マジで戦争が始まった、このまま死んでしまうのか
そんな考えが瞬時に脳裏を過ぎりました。


すると別室の父が大声で、
地震や、布団から出たらあかん
2人とも布団にもぐってじっとしとけ
私達姉弟に向かって叫びました。


その時初めて地震だと気付いたのです。


その時私は大阪住み、
けれども窓から見える海からは
くっきり淡路島が見渡せる
震源地の対岸でした。


あれから27年たちましたが
あの時の事ははっきりと覚えています。


西宮市に住んでいた夫は
タンスとタンスの間に挟まれて命拾いをしたそうです。
たまたま前夜に炬燵で寝ていたので
上手い具合にタンスの直撃を逃れたと言います。


西宮、芦屋も見違えるほど綺麗になり
被災地の面影はありません。
夫の実家の近くにある池の辺りの慰霊碑を見る事が無ければ。


転勤で関東に来て早くも7年になりました。
ずいぶんとポンコツになりましたが、私は未だ生きています。


1年のうちの今夜だけは静かに


あの日で時間が止まってしまった
1月16日まで笑顔で過ごしていた人たちに
思いを馳せて過ごそうと思います。

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