思い出すと眠れなくなった、ちょっと真面目な話
月曜日に病院で見た景色が脳裏から離れず眠れない。
喘息で辛そうな主治医から処方箋と次回の予約表を貰い
何だか治療も面倒臭くなってきて疲れてぼんやり歩いていると
「通り抜け不可 立ち入り禁止」のボードにぶち当たりそうに。
「あれ、こんなのあったっけ?」顔を上げると廊下の向こうは
救急搬送の入り口、救急車と防護服のドクターの姿が見えました。
「発熱外来だ。」そうでした、かかりつけ病院にも発熱外来が
あったんでした。「発熱したら直ぐに電話して来るように」
ワクチン接種前に主治医から繰り返し言われていた言葉と現実が
リンクしました。
見てはいけないと慌てて立ち去りましたが、余りにも衝撃すぎて
精算窓口に並んで呼ばれてるのに気付かないくらいでした。
確かに都内で救急車が走るのを見かける事も多く、大通りに
面する職場の前を通り過ぎて行くのもしばしば、仕事中に
ふと息をついたときにサイレンの音に気付く事も有ります。
コロナは抜き差しならぬ所まで迫ってきていると肌で感じて
居たものの、これが医療従事者の現実なんだと改めて見せつけ
られました。
私は基礎疾患持ちの都内勤務のエッセンシャルワーカーですが
感染源と思しきものには近寄らず、極力避けて過ごしています。
同じ基礎疾患持ちの主治医は医療従事者として逃げる事なく
目の前の現場に向き合ってるんだと思うと胸が痛くなりました。
私の主治医のみならず、先生方は昼食も取らずにぶっ続けで
外来患者の診察に当たって下さっているようです。
いつも10時予約で9時過ぎには待合室に入りますが、13時半頃まで
ずれ込むのは毎度の事です。
「春風さんも待合室でずっと待たずに、お昼になったら食事に行って
来て良いよ。みんなそうしてるからね。」主治医はそう仰いますが
未だかって行った事はありません。
意味のない事かも知れませんが、それが私なりのリスペクトの
仕方です。本当に細やかでは有りますが、少しでもスムーズに
診療が進みますようにとの小さな小さな協力です。
神様、どうぞ主治医をコロナからお守り下さいませ。
そうだ、今日の朝活はオフィス近くの神社に行って、
主治医様の事も、お願いして来よう。
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