定期診療Part1 大丈夫大丈夫 流血事件の顛末
カーテン越しの朝日が白い壁をつたい玄関先に導く様子が好きだ。
何時もよりゆっくりめに起きて布団を上げたら、さあ定期診療に行こう。
前の人が押してるのか珍しく待たされる、病院時代程じゃないけれど。
看護師さんが代わる代わるやってきて、声かけしては去っていく。
「春風さん、注射の廃棄物あったら引き取りますよ、大丈夫ですか?」
「春風さん、いつものレポートあったら先にいただきますね✨」あらら。
しばらくして診察室に呼ばれ、主治医さまに1ヶ月ぶりのお目見え。
今日の主治医さまはニコヤカで、お元気そう、お顔をみて一安心。
「こんにちは、調子はどう?って先日は大変だったんだよね?」
レポートに目を通しながら仰る主治医さま、物言いがお優しい。
レポートには「血🩸が出た、怖かった」と赤字で太字のフォント。
「あっ、朝早くから申し訳ありませんでした、有難うございました❗️」
そう、あの日は本当に嬉しかった、主治医さまの「魔法の言葉」に救われた。
即既読になったのは仕事がら、患者さんの急変に備えての習慣らしい。
「大丈夫、大丈夫、血痰はインパクト強いからね、びっくりしたよね。」
「そうなんです、札束みても驚きませんが血🩸見たらびっくりします。」
何故か後ろで、看護師さんが笑います、えっ?何かおかしな事言った⁈
「だって皆さんは血🩸なんて見慣れてるでしょ?先生なんか救急だし✨」
当時の状況を事細かに説明、何故笑われてるの?怖かったのよポンコツ。
「そうだね怖かったね、大丈夫大丈夫。」主治医さま最近は子供も診るらしい。
ステロイド使い続けると血管が弱くなるって、アザとかも出来やすくなるし。
もともと傷んでる気管が収縮したタイミングで切れて出血とな🩸、はい了解👌
ふんふん、理屈が分かったら平気、怖くない、何時でもかかって来い血痰🩸
「わかりました、じゃあ次からレポートに血痰の項目追加しますねっ✨」
「いや、次、血痰出たら直ぐ写真撮ってメールで送って来て❗️」あらら?
「血痰用の止血剤7日分処方しとく、で、その時指示するから✨」治療いるんだ💦
とりあえず「土曜日の流血事件」は、原因がわかって一安心、
ポンコツがポンコツとはいえ、安心をくれる主治医さまにはリスペクトしか無い。
と、言うわけで。
すいません、後半に続けさせてください‼️

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。