たとう紙を紐解く
最後の最後に桐の箪笥に手を付けた。
毎回引越しの時には全部出して衣装箱に移し替える。
祖母は京都の人だったので母の嫁入り支度は念入りだった。
振袖なんて要らないから、軽自動車買って!娘の意見は無視されて。
夏冬喪服に始まり、訪問着に小紋、結城紬も忍んでおりました。
「紬なんていつ着るの?」「お母様の歌舞伎のお供とか💕」は⁉️
で、軽自動車の代わりの件の振袖、本当はカローラⅡが欲しかった。
カローラⅡに乗って買い物に出かけたら、財布無いのに気付いて其の儘ドライブ🛣️
成人式と、卒業式と、謝恩会と、結婚式のお色直し、計4回着ました。
勿体ないよね、カローラⅡなら何度もドライブ出来るのにねぇ、ウチには子供も居ないし。
自分も年老いて、着物を持ち続けるのも苦痛になってきました。
自分で着れないのに、ナフタリン変えたり虫干ししたり、詰め替えたり。
今回、本気で処分してしまおうか迷ったけれども
せめて母が存命中の間は、親孝行のつもりで手入れし、偶には着よう。
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